酸素(O₂)

酸素(O₂)

私たちは普段、空気中に含まれている20.9%の酸素を体内に取り込み呼吸しています。空気は、主に酸素(20.9%)、窒素(78%)、アルゴン(0.9%)で構成されています。気体が液体となる温度を沸点といい、空気も沸点まで冷却すると液体になります。工場では、この空気成分の沸点の違いを利用して、空気を原料にして酸素を製造しています。

酸素は多くの元素と直接反応し(希ガス、ハロゲン、金、白金などには直接反応しない。)炭素、硫黄、リン等は酸素中で燃焼し、鉄、銅などは細かい状態(粉末状)であれば燃やすことができます。

産業分野での主な用途しては、鉄鋼業における酸素製鋼で、ほかにも化学工業・石油化学工業での酸素酸化、酸素切断、溶接、ロケットの液体燃料等に使用されます。

医療分野では、酸素吸入、在宅酸素療法が使用方法としては主となっています。また、高気圧酸素治療法としても使用されます。

酸素の性質
無色
におい無臭
重さ(空気比較 比重:1)わずかに重い(比重:1.105)
その他

支燃性

水にほとんど溶けない(溶けても中性)

過酸化水素水(うすい)と二酸化マンガン、過酸化水素水だけでも酸素が発生する。

語源はギリシャ語のoxys(酸)とgenen(生む)を合わせたもの

用途

医療分野・・・酸素吸入・在宅酸素療法・高気圧酸素治療法など

産業分野・・・鋼材の溶接・高炉(鉄溶鉱炉)・化学工業・石油化学工業での酸素酸化・ロケットの液体燃料など

製鉄所(高炉)

ロケット燃料

溶接

各種ガス
水素(H2窒素(N2炭酸ガス(CO2ヘリウム(He)
アルゴンガス(Ar)レアガス(Ne・Kr・Xe)特殊ガス