
レアガス(Ne・Kr・Xe)
レアガス(Ne・Kr・Xe)
一般的にレアガスは、ネオン、クリプトン、キセノンの3種類で、地球上の大気中にごく僅かしか存在しない(ppmレベル:1/100万)希少なガスなため「希ガス」と呼ばれます。 3種類 のガス全て化学反応を起こさない不活性なガスです。
製造方法は、酸素、窒素、アルゴンと同一の大気中の空気より分離する方法(空気分離)で行われますが、レアガスのみでは製造せず、酸素、窒素、アルゴン製造時の副産物として製造されています。しかし、国内においての現状は輸入によるレアガスがほとんどです。
用途はネオン、クリプトン、キセノンは共に「照明(ネオンランプ、小型電球、液晶用のバックライト、写真のフラッシュなど」「レーザー(エキシマレーザーなど)」に使用され、またキセノンガスは人工衛星に搭載されているイオンエンジンの推進剤にも使用されています。また、X線やCTスキャナーなど医療分野でも活用されています。
ネオンの性質
| 色 | 無色 |
| におい | 無臭 |
| 重さ(空気比較 比重:1) |
軽い(比重:0.696) |
| その他 |
不活性ガス 酸素とネオンを混合して作った人工空気では音速が変化しない。(窒素分子に近い密度) 潜水時や宇宙で使用されることもある 貯蔵性・輸送性に優れている 毒性はなく、不燃性である(※多量だと酸欠の危険性がある) |
クリプトンの性質
| 色 | 無色 |
| におい | 無臭 |
| 重さ(空気比較 比重:1) | 重い(比重:2.891) |
| その他 |
不活性ガス ガスを吸いこむと声が低くなる(ヘリウムと反対) 単体だと酸欠の危険性がある 語源はギリシャ語の「隠れた」 |
キセノンの性質
| 色 | 無色 |
| におい | 無臭 |
| 重さ(空気比較 比重:1) | 重い(比重:4.553) |
| その他 |
不活性ガス 断熱性能が空気より高い イオンエンジンの推進剤 語源はギリシャ語のギリシャ語で「奇妙な」「なじみにくいもの」 毒性はなく、不燃性である(※多量だと酸欠の危険性がある) |
用途
医療分野(キセノン)・・・CTスキャナー造影剤、X線検出器、麻酔など
産業分野・・・液晶・PDP、照明、ランプ、写真のフラッシュ、エキシマレーザー、極低温利用(ネオン)、断熱効果(クリプトン)、イオンエンジンの推進剤(キセノン)など

人工衛星

X線

ヘッドライト
