
アルゴンガス(Ar)
アルゴンガス(Ar)
アルゴンは、窒素・酸素に次いで空気中に3番目に多く含まれている気体で、その量が非常に少ないことから高価であり、希少はガスで空気中に約0.93%しかありません。さらに高温、高圧でも全く化学反応が起きないという不活性な物性を持っており、窒素の不活性では不十分な場合に用いられます。
アルゴンは酸素、窒素と一緒で、空気中より取り出して製造されます(深冷空気分離法)。酸素および窒素と沸点が違うのでその差を利用して採り出します。アルゴンの沸点は-185.7℃なので空気を-200℃近い極低温まで冷却します。 空気中に含まれてるアルゴンはわずかしかないため、一般的には酸素や窒素を製造する際に、伴にアルゴンを製造することになります。
用途は、半導体部品のシリコンウェハー、電球、蛍光灯、水銀灯、真空管等の封入ガス、アルゴンレーザー、アーク溶接時の保護ガス等があり、アルミニウムやステンレス鋼を溶接の時、溶接面をアルゴンで覆う(シールド)と酸素や窒素が結びついて表面が変色してしまうのを防ぐ効果があり、表面が綺麗に仕上がります。また、食品の酸化防止のための充填ガスなどにも利用されています。
アルゴンの性質
| 色 | 無色 |
| におい | 無臭 |
| 重さ(空気比較 比重:1) | 空気より少し重い(比重:1.380) |
| その他 |
化学的に安定していて、通常の条件ではいかなる元素、金属とも反応しない。 不活性なガスで混食危険物質はない。 重合は起こらない。 語源はギリシャ語の「怠惰な」「なまけもの」 |
用途
医療・・・アルゴンプラズマ凝固、電気手術器 、分析ガス(研究用)など
産業・・・半導体部品のシリコンウェハー・電球・蛍光灯・水銀灯・真空管等の封入ガス・チタン精練・チタン入りろう材による加工・アルゴンレーザー・アーク溶接時の保護ガス・食品の酸化防止等。

アーク溶接

半導体(シリコンウエハー)

電灯
