炭酸ガス(CO₂)

炭酸ガス(CO₂)

二酸化炭素が気体の場合、炭酸ガスとも呼ばれます。空気中に含まれている二酸化炭素は微量なため、酸素のように分離するには大変困難となります。そのため「アンモニア合成工業の副生ガス」「製鉄所の副生ガス」「重油脱硫用水素プラントの副生ガス」などを元にして製造されます。

炭酸ガスの用途して、産業分野では、アーク溶接のシールドガスとして使用されています。身近なもので炭酸飲料等の発泡剤、ドライアイスがあります。また、温泉、スーパー銭湯などで人工炭酸泉のために利用されています。さらに、農業においてはビニールハウス栽培の作物の成長の促進、増収、品質向上を目的として炭酸ガス発生機(二酸化炭素発生機・光合成促進装置)が用いられます。熱帯魚の飼育で用いられる水草の成長の促進でも利用されます。医療分野では、腹腔鏡下手術用に使用され、研究分野ではインキュベーター等で使用されています。

炭酸ガスの性質
無色
におい無臭
重さ(空気比較 比重:1)重い(比重:1.529)
その他

不燃性(消火作用がある)

水に少し溶ける(例:炭酸水)

水に溶けると、酸性を示す

人や動物の呼吸、有機物を燃やすと発生する

「下方置換法」「水上置換法」で集められる

用途

医療分野・・・腹腔鏡下手術用・インキュベーター(研究分野)・凍結装置(検体等の凍結保存)

産業分野・・・炭酸飲料の発泡剤・ドライアイス・栽培促進用(農業・熱帯魚等の水槽の水草)・アーク溶接・凍結装置(食品)

     ドライアイス

     インキュベーター

アーク溶接

各種ガス
酸素(O2水素(H2窒素(N2ヘリウム(He)
アルゴンガス(Ar)レアガス(Ne・Kr・Xe)特殊ガス